みさを。(仮)

毎週日曜17時更新予定。オタクの備忘録その他もろもろを綴ります。

【映画鑑賞メモ】キャッシュトラック(字幕)

みんな大好きジェイソン・ステイサムですが、実は私ってジェイソン・ステイサムの出演作品全然見たことなくてネットミームでしか存在を把握していないな~と思ったので、Netflixで「ジェイソン・ステイサム」と検索して一番上に出てきた作品を見る事にしました。

それがこちらです↓↓

 

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<作品概要>
キャッシュトラック
上映日:2021年10月8日/製作国:アメリカ/上映時間:119分
鑑賞日:2023年5月14日(字幕) 鑑賞方法:SVOD(Netflix
<あらすじ>
LAにある現金輸送専門の警備会社フォーティコ・セキュリティ社。そこに雇われた新人パトリック・ヒル、通称“H”。
試験をぎりぎりで合格した彼は周りから特に気に留められる存在ではなかった。しかし、彼の乗ったトラックが強盗に襲われた時、驚くほど高い戦闘スキルでそれを阻止する。彼は一体何者なのか? 周囲が疑心暗鬼に陥る中、全米で最も現金が動く日“ブラック・フライデー”にとある強奪計画が進行していた…。(Hulu作品概要より)¨
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鑑賞方法NetflixにしてるのになんであらすじはHuluの作品概要からやねん、というツッコミですが、Netflixの作品概要に書いてある内容はペラペラすぎるし、公式サイトのあらすじはやっぱり書きすぎじゃね…? と思うところがありちょうどいい内容程度のHulu作品概要から抜粋です。ありがとうHulu。

 

こういうことがあるから映画見るときって超ペラペラな情報だけを得るようにしないと、展開をかなり知っている状態で行くことになるから難しい。

 

 

これぞみんなの考えるザ・ジェイソン・ステイサムなんだろうという洗礼を真正面から浴びました!!

 

あらすじも一切読まず、ジェイソン・ステイサムが出ているという情報一点だけでの視聴。

 

最初は正直見てて「あ、これただジェイソン・ステイサムがめっちゃ強いってだけの映画では…? いやアクション見てて気持ちいいしいいんだけどね!?」みたいな気持ちで見てました。特に序盤。
警備会社へ就職するジェイソン・ステイサム演じるH。入社時に運転技術や銃のスキルなどを見るテストがあり、70%以上取れたら合格…というところをギリギリ70%越えで合格。
私はここで思ったね。「あ、これわざとギリギリで合格してるやつや!!!!!!」
進研ゼミでやったところや! 知ってた! そしてその通りに進んだ!(笑)

 

ちなみに入社するタイミングから始まるので見ている観客側もHが何者なのかは分からない状態。とはいえ、絶対只者じゃないでしょ…という空気感だけがある。そしてある日Hの乗ったトラックが強盗に襲われ――。

 

ええそうです、ここからHの無双が始まりました。
瞬く間に強盗を次々に射殺。テストをギリギリ70%で突破したとは到底信じられん射撃の正確さと容赦のなさ。
いや~……観客が見たかったのってこれだよね(笑)
ここはもちろん最初のHの腕の見せ所なので特に苦戦することもなくサクっと全員殺して終了。

 

もちろんアクションは楽しいんだけどこれこのテンションでずっと続く感じなら、戦闘を楽しむだけの単調な映画だな~と思っていたんですが…。キャッシュトラックの本番はここからだった。

 

ぬるっと回想が始まり、Hの正体の説明が始まる。警察が二十数年追い続けていたマフィアのボス。
ある日起こった現金輸送車襲撃事件に息子と共に運悪く居合わせ、息子は強盗に射殺され――。
うんなるほどね、Hは息子の復讐のために今警備会社に潜り込んでるってわけね!!

 

ちなみに真剣に見ていたつもりではあったんだけども、この回想への入り方がめちゃくちゃぬるっとなんですよ。
何か月前…とか何年前…みたいな入りじゃないので、「え? あれ? これ今回想??」と一旦本編戻してしまった。(映画館で見てたら本当に混乱していたはず)
といった感じで時系列の組み立て方がとっても分かりづらい。これ、犯人(息子を殺したやつら)側の視点にも切り替わってそれぞれどんな思惑で動いているか…みたいな見せ方をしてるんだけど、超~~~分かりづらい!!
犯罪都市無印見てた時もちょっと混乱してたけどあの混乱が可愛いレベルに思える。

 

視点や場面切り替わる時にもう少し分かりやすく説明してくれたらよかったんやけど、なかったね。この混乱させるのももしかしたら演出の一つなのかもしれない。場面が切り替わる時に挿入される文章も〇ヶ月後~だったり、そうじゃなかったりするんですがこちらは完全に伏線で意図したものでしたな。

 

そういえば犯人側の視点の時、途中で匂わされてた警備会社内部への手引きしているスパイがいる的なくだり、さすがに「デイヴ」って名前で最初に突っかかってきたデイヴくんへのミスリードはあからさますぎる…(笑)
メインで出てきている人的に絶対ブレットだと思ったよ。本名言ってないしどうせ本名がデイヴなんだろオメェさんよォと斜に構えて見ちゃってた。案の定だったけどさ!!!!
もう少しメインキャラ増やしてくれればわかりやすかっただろうに…。というか、本当に少ししかネームドのキャラクター出てないのにほとんど死んじゃったね。現金の輸送って超怖い仕事ですな。みんなバンバン撃たれて退場していくやん。

 

途中の場面転換時、突然「心臓、脾臓…」みたいに文字が表示されたから何…って思ってたけど、殺された息子の打たれた箇所だったのねえ。最後に息子を殺した本命の男を殺(や)りにきて、わざわざ息子と同じところを打って殺すところは痺れざるを得ませんでしたな。というか最後の最後で強盗側全員裏切って皆殺しにしたやつがたまたま息子殺したやつだったのすごいね。まあそんだけクズ野郎でしたよってことだろうけども…。


犯人側もこの本命さんとブレット以外は基本的には軍上がりというか、家族のために頑張るぞ…みたいな意識の人たちだったからちょっと哀れ。いや、でもそもそもまともに家族を養いたいなら働いてくれ!(とか言って私が見落としてるor説明されたのに忘れているまともに働けない理由があったかもしれないが!)

 

H、というかジェイソン・ステイサムがかっこいいだけの映画だったけど、淡々とした男が実は熱く息子を愛してた父親で復讐を華麗に遂げるところはよかった。(といいつつ、息子を殺したのが現金輸送車を襲った強盗だからって自分が現金輸送車に潜り込むことになるか?という疑問はちょっとあり)

 

初見ジェイソン・ステイサムでなんとなく傾向と対策はつかめたので(?)、今後も色々見てみようと思います。


本当はワイルド・スピードシリーズ見た方がいいんだろうけど、あれも長いからな…。
というか私が車に詳しくないので見て楽しいのかという不安も拭えないという。
ワイスピのプロがいたらぜひオススメの見方を教えてください。