みさを。(仮)

毎週日曜17時更新予定。オタクの備忘録その他もろもろを綴ります。

【映画鑑賞メモ】犯罪都市(字幕・吹替)

またお前犯罪都市かい! 犯罪都市から離れられてないんかい!というツッコミが聞こえてきそう。

その通りでございます。私は好きなものは何度も反復して楽しむ時間を無駄に使ってしまう性癖の持ち主です。許して。

 

というわけで今回は前回投稿した「犯罪都市 THE ROUNDUP」の前作にあたる「犯罪都市」の鑑賞メモです。

 

本来であればこちらを見てから続編にあたるTHE ROUNDUPを観に行きなさいよという話なのですが、当時は時間がなかったのでやむを得なかったんです…。エーン。

 

¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨

<作品概要>

犯罪都市

上映日:2018年4月28日/製作国:韓国/上映時間:121分

鑑賞日:2023年4月13日(字幕)/2023年4月14日(吹替) 鑑賞方法:SVOD(Netflix

<あらすじ>

2004年ソウル。強力班のマ・ソクトは、ナイフで向かってくるヤクザにもひるまず、張り手一つでなぎ倒すコワモテ刑事。ある日、ビリヤード場で刺傷事件が発生。被害者は毒蛇組の組員、犯人は対立するイス組の男だった。ソクト刑事は難なく犯人を捕らえ、それぞれの組のボスの仲を取り持ち、街のバランスを保っていた。しかしそんな中、中国から新興勢力の黒竜組が乗り込んでくる。ボスのチャンは、情け容赦ない手段で毒蛇組を乗っ取り、次第に勢力を拡大していく。縄張りを荒らされたイス組や、最大勢力の韓国人暴力団も黙っておらず、一触即発の事態に。ついに強力班は組織の一掃作戦を立てるが…。(公式サイトより)

¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨

 

鑑賞前の私「あらすじ見る感じ基本的に次回作と同じ感じのテンションかなあ~」(のほほん)

 

ただ今作は2004年に実際に起きた事件を元にしているとのこと。調べても日本語・英語どちらでもそんなにこの事件について言及している記事が見つけられず…。ざっくり、2004年に衿川警察が一晩で暴力団のメンバーを一斉検挙した、的なことだけ書いてある感じ。

 

実際に起きた事件をことを描いているならちょっとシリアスさも増している感じだと思うんですが、調べた結果元ネタの詳細はイマイチわからずだったのでとりあえず純粋にエンタメとして見る感じになるけど…。というテンションで鑑賞しました。以下、備忘録です。

 

 

んも~~、このシリーズに出てくる悪人、やること怖すぎ!!!!

 

冒頭、2と同じ感じでソクトのチンピラの喧嘩の仲裁から始まったからなるほどそういうテンションね~で見てたんだけど…。

カン・ヘサンの時と同様、「今作のラスボスはこいつです!」アピールのチャン・チェンの紹介シーン、すでにボコボコで血まみれの死亡フラグビンビンなチェンに借金しているらしきモブと共に出てきてもうお察し。

3000万ウォン→1億ウォン→2億ウォンとチェンが発言するたびに数秒単位で膨れ上がる借金。「手足1本潰すごとに借金減らしてやるよ…ヘヘ…」ムーブ。ありがとうございます、完全なる悪人でございます。

 

次に出てきたと思ったら暴虐を諫めてきた人の腕を斧で切断するわ、かと思ったら次はバラバラ死体作り出すわ…。犯罪都市の監督ってもしかして人体切断趣味が…!?

※と思ったけど1と2で監督違う人でした。もしや人体切断って韓国犯罪あるあるなんですか…?

 

そういえば2の時よりも顕著に演出の違いを感じたところに音響効果があって、戦闘の時の殴る音、刺す音などが2の方が大げさな音になっていたというか、今作の方がリアル寄りな音がしていた気がする。チープな表現で大変申し訳ないですが例えると「ブスッ!」「ザシュッ!」「ドカッ!」みたいな分かりやすい音がしてたのが2。(カン・ヘサンを待ち伏せする殺し屋たちが刃物を取り出す時の音が特に顕著でそんな音立ててたらバレバレやろと思ったのも記憶に新しい)今作はそこまで音に頼っている感じはしなかったかな? 逆に大げさすぎない生々しい打撃音がしてたけどね!!

 

話の流れ的には悪い奴をマ・ドンソク演じるソクトがボコボコにする、という一文にしてしまうと2と変わらんやん、という感じなんですが、2と違ってこちらは元ネタがある・朝鮮族(中国系韓国人のことだよね?)との関係性の描き方(これちょっと私含めて全く前提知識ない人が見るとイメージ的にどうなんだろうと思ったりもした部分…)・尺が長い分横道描写もまあまあ多いというのもあって………………話が超分かりづらい!!!!!!

 

誰が善人で誰が悪人なのかは分かるけど今なんでこんな動きしてるんだっけ?? あれ??

と場面転換するたびに迷子になってしまったので途中から「これはもう一回見直そう」と思いながら見てた。いやー、すぐに繰り返し見られる配信万歳。

 

2の時もカン・ヘサンを演じたソン・ソックの演技が迫真すぎてヒエ~…と思ってたけど、今回のチャン・チェンを演じてるユン・ゲサンもまあ~悪人っぷりが様になっておるわおるわ…。

調べるとこの方もともと歌手が本業っぽい。…いやいやウッソ~!? それでこの迫力あるのすごすぎない!? 怖い!!!

と、良い意味でドン引き。Google画像検索すると爽やかイケメンに写っているお写真しか出てこないので、こういうガラッと雰囲気変えられるのは俳優さんという職業のすごいところであり楽しいところですな。

 

2もそうやったけど、見ててマジで「はよ捕まれお前…どんだけ悪いことすんねん…」としか思えないぐらい清々しいほどに悪者なんやけど演じてる俳優さんの力で節々でちょっとセクシーさが感じられるのはGOOD…。やっぱり悪いオトコって魅力的よね…。キャー素敵!って沸く感じじゃなくてドキッ…って感じの。

最後の往生際の悪さもカン・ヘサンと同じで、魅力的だったのに最後のムーブがちょっとダサいのもよかったな。よくぞこの嫌な野郎を倒してくれたぜオレたちのマブリー!で後腐れなく終われるし。

 

2見てて明らかにこいつは前作に出てたんやん…と思えるキャラクターたちもちゃんと無印を見ることで理解できたけど、みんなだいぶ方向転換した感じあるね。ホンソク、あんなにナヨナヨ新人キャラやったんかい…。チェンを追っていった後に煮えたぎった油が画面に映り込んで「嫌な予感…」と思ってたら案の定その油をぶっかけられて大絶叫で転がってるホンソク可哀想すぎた。2のドンギュンといいメインなのにみんななんでそんなに割とやばそうな被害受けるの。怖いぜ。2だと別の新人くんが入ってきててちょっと成長してるし見た目も垢ぬけてるから最初びっくりしちゃった。

 

ドンギュンはそういう意味ではあんまり差を感じないキャラクター性で、1・2通しで見てると一番好きだな~と思った。いつでも飄々としてるし場慣れもしれる感じで見てて安心感ある。いやーほんとカン・ヘサンに刺されて死ななくてよかった…。

 

えっアンタなんか感じ違うわね!? と特に感じたのは班長とイス。

班長は嫌な上司だけど憎めないところもあって一応しっかり仁義通さなければならないところは通す…というのが2でのイメージだったけど今回はマジでただの嫌味な上司でワロタ。丸くなったんだな、きっと…1と2の間で…。

イスも前作に出てきたチンピラなのかな? という印象だったのに普通に今作見る感じ地元の有力暴力団のボス(頭はそこまで回らないが、人望はある)…という感じでビックリ。結構幅利かせてる感じですけど!? ここからあそこまで落ちぶれるものなのか…!?

 

ところで今作警察側でソクトの次に活躍してたビョンシク、2にいなかったけどなぜなんでしょうか。2にいなかったからもしかして退場しちゃうのかな…と思ってヒヤヒヤしながら見てたのに普通に最後まで出ずっぱりで「いや死なへんのかーい!」ってずっこけちゃったわよ。単純に俳優さんのスケジュール押さえられなかったとかですかね。勘違いするのでややこしいことはやめてください!(知らんがな)

 

ところで内容理解追いつかずに2周目見る事を決意した…と上に書きましたが、この記事のタイトルにもあるように2周目は吹替で見ました。薄々そんな気はしてたけど一部吹替キャストが2と違う…(笑) ローカライズがガバガバなのどうかと思うよ!! もう!!

 

吹替見た感想:チェンの吹替キャストの福里達典さん、声めちゃくちゃセクシーで最高でした。(声系の感想、ほぼそれしか言ってなくない?)

やっぱり吹替の方がマイルドに見られる気がする。ホラー…は私はあんまり怖いと思わないのであれですが、きっと自分の理解できる言語で喋っているだけで同じような効果がある気がするので、みんなも怖い・不安的な意味で苦手なジャンルの外画は一度吹替で見てみてほしい。効果の感想待ってます。

 

本シリーズ、既に3も決まっててそちらには日本の俳優さんも出るとのこと。調べたけど3の悪役の韓国俳優さんもカメレオン俳優として有名なイケメンさんっぽいので楽しみです。また腕やら指やら切り落とされるのかしら…。1回目はうげー!となるけど2回目見ると来るぞ来るぞ…と意外と展開を楽しみにしてる自分もどこかにいるのでおそらくスルメ映画なんだな、犯罪都市

 

一旦見ようと思ってた映画見切ったのでアニメとかドラマ見始めようと思うけども、備忘録の残し方迷うね。それも考えつつ次何見るか考えます!